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なぜ今箸なのか?

はじめまして。日本箸文化協会です

私たちの願い 日本箸文化協会は、2008年8月4日、箸に感謝する「箸の日」に発足いたしました。正しく美しい箸づかいと、箸とともにある日本のよき“こころ”を次世代につなげ、すべての人が健全な生活を送れるようになることを目的としています。近年、和食とともに世界中で箸が注目されておりますことも、私たち自身が箸を通して、日本の“こころ”を見直すよいきっかけになると確信しております。
1億2000万人の「箸ソムリエ」育成プロジェクトとは? 日本は世界で唯一、箸だけで食事を完結させる国。日本独特の繊細な食文化や、他者を尊ぶ謙虚な心は、たった2本の棒―箸とともにあったのです。すべての日本人が正しく美しい箸づかいを身につけ、良き日本のこころを後世に伝えていくことを目的に、世界で唯一の「箸検定」や、企業、教育機関、自治体などにおけるセミナー、各種イベントなどを展開してまいります。

なぜ今、箸なのか?

箸は国を示す鏡
箸は人なりと言われるように、箸は箸という道具だけに留まらず、日本という国の鏡です。多彩な食事スタイルがある今だからこそ、箸を見直し、次世代にバトンタッチすることが求められています。「まずは伝統的な箸の持ち方から」。今に生きる私たちが伝統の担い手になりましょう。

箸は感謝のこころを育む
日本の繊細な食文化や、自然に感謝する精神性、他者を尊ぶ謙虚さ、こころの豊かさも、箸とともに育まれたものです。世界的に和食や箸が注目されている理由も、実はそこにあると言っていいでしょう。箸を見直すことで、日本の誇り、日本のよさを取り戻しましょう。

箸は食生活・食環境を左右する
箸づかいの乱れは、食生活、食環境の乱れとなって、日本の美徳を損なうことにもつながっています。正しく箸が持てるようになると、「好き嫌いがなくなる」「食事を尊ぶ」「健康を気遣う」「忍耐強くなる」など、日常の生活や価値観、人となりにも良い影響が出てきます。

箸は人を助ける
箸は複雑な手指の動きを余儀なくされるため、脳の活性化、リハビリテーションのツールとしても注目されつつあります。教育機関や医療機関だけでなく、箸の新たな使われ方の可能性にも注目が集まっています。

箸は環境にやさしい
天然の素材で作られる日本の箸は、ものづくりの原点です。箸に塗る漆は英語で「ジャパン」と呼ばれ、その技術は日本が世界に誇るべきもの。割り箸も本来はエコロジカルな観点から生まれた、環境にも人の体や心にも響く道具。“本物の箸”を伝えていくのも私たちの使命です。

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